温度計の日とは?温度計の日にまつわる雑学をご紹介します!
みなさんは、温度計の日があるということをご存知でしょうか?
現在でも、さまざまな記念日が設定されていますが、温度計の日もその中の1つと言われています。
温度計の日は、水銀温度計を発明した、ドイツの物理学者である「ファーレンハイト」の誕生日にちなんで作られた記念日です。
このように記念すべき日ですが、実際に温度計の日の由来や、温度計の日にちなんだ雑学などを知っているという人は少ないでしょう。
そこで今回は、温度計の日と雑学というテーマで、詳しくご紹介していきたいと思います。
身近な存在である温度計について、雑学を知っているといざという時に役立つと思いますよ。
温度計の日とは?
それではさっそく温度計の日について詳しく見ていきましょう。
現在の日本にも、さまざまな記念日が設けられていますが、温度計の日という言葉自体聞いたことがないという人も多いと思います。
現在では、温度を計る時の必須アイテムとして、当たり前のように身近な存在になっている温度計ですが、現在のように定着するまでにはさまざまな歴史を辿ってきています。
その温度計が定着した日を、記念するものとして設定されたものが温度計の日なのです。
温度計の日とは、冒頭でもご紹介した通り、水銀温度計を発明したドイツの物理学者である「ファーレンハイト」の誕生日にちなんで作られた記念日です。
そのファーレンハイトの誕生日が5月14であることから、温度計の日は5月14日となっています。
温度計の華氏温度と摂氏温度について
では次に、温度計の華氏温度と摂氏温度について解説していきましょう。
温度計の目盛りには、華氏温度と摂氏温度があります。
そもそも、水銀温度計を発明したファーレンハイトは、華氏温度目盛り(℉)を定めており1724年に発表されました。
華氏温度は、塩化アンモニウムを寒剤としていて、当時の人間が作ことが出来た最低温度を0度としており、人間の平均体温は華氏温度では96度となっています。
そして、水が凍る温度を32度、沸騰する温度を212度と定めています。
華氏温度は、主にアメリカ、カナダ、イギリスで使用されています。
一方摂氏温度(℃)は、日本を含む多くの国で使用されている温度単位です。
標準気圧での水が凍る温度を0度、沸騰する温度を100度としています。
日本で摂氏温度が使用されるようになったのは、1919年法律によって温度に関する規定が決められた時と言われています。
華氏温度を摂氏温度に換算するための計算式は、「華氏温度=5(華氏温度-32)÷9」の公式で換算することが出来ます。
温度計に関する雑学
では次に、温度計に関する雑学をご紹介していきたいと思います。
温度計の中の赤い液体の正体とは?
まず1つ目は、温度計の中の赤い液体の正体についてです。
温度計の中の赤い液体の正体は、エチルアルコールと呼ばれる液体です。
昔は、温度計の中には水銀が使用されていて、取り扱いに注意が必要でした。
しかし、最近の温度計の中には、このエチルアルコールが使用されているのです。
エチルアルコールは、温度によって熱膨張する性質があるので温度計に適しており、赤色に着色することが簡単という理由から、温度計の中身として重宝されています。
風を起こしても温度は変化しない
2つ目は、温度計は風を起こしても温度は変化しないということです。
イメージとして、温度計の側で風を起こせば、温度が下がるのではないかと思いますよね。
しかし、実は温度計の側で風を起こしても、温度は変化しません。
温度計は、部屋全体の温度を表示させるように作られており、ちょっとした風では温度は左右されないのです。
温度計の呼び方
3つ目は、温度計の呼び方にはいくつかの種類があるということです。
日本では昔、下記のような呼び方がありました。
・寒暖昇降
・検温管
・検温器
・寒暖計
・寒暑針
その中でも、1880年代からは福沢諭吉の影響で、寒暖計という呼び方が定着していたと言われています。
そして、現在の呼び方である温度計の呼び方が定着したのは、第二次世界大戦中であるとされています。
温度計の起源
温度計は、1592年にガリレオガリレイが球付きのガラス柱で温度を計る「空気温度計」を発明したことが起源と言われています。
まとめ
さて今回は、温度計の日と雑学というテーマで、詳しく解説してみました。
現在では、日本でも当たり前のように温度を計測する道具として定着している温度計ですが、温度計の日という記念日があったということには驚きましたね。
また現在の温度計という呼び方になるまでの経緯や、温度計の温度単位にまつわる雑学、そして温度計の中に入っている液体の正体まで、知れば知るほど奥が深いということが分かりました。
時代の流れと共に、いろいろ変化しながら現在のような温度計に定着し、それを記念する日として定められた温度計の日。
今回ご紹介した雑学は、覚えておくとマメ知識として便利だと思いますので、ぜひ活用してみてくださいね。