メダカ

元気なメダカを外で飼育するための方法

屋外水槽の暑さ対策!元気なメダカを外で飼育するための方法6選

メダカは春〜夏にかけて活発になる魚です。しかし近年の夏の猛暑に耐えるには、いくつかの対策が必要です。「屋外水槽の暑さ対策はどのようにすればいいの?」「暑さで水槽の温度が上がってしまうと魚たちにどんな影響があるの?」と心配になりますよね。暑さ対策のポイントは、水温を上げないことです。水温を上げすぎると、メダカにとって大きなデメリットになるからです。今回は夏の屋外でもメダカが元気に過ごせるよう、暑さ対策方法についてご紹介します。

ぜひこの記事を参考にして、今年の夏の暑さも乗り切ってくださいね。

屋外水槽の暑さ対策方法

夏の屋外水槽でメダカを元気に育てるために、しっかりと対策をしていきましょう。

今回ご紹介するのは以下の6つです。

  1. こまめに水温を測る
  2. よしず・すだれをかける
  3. つる植物で日除けをする
  4. 水をこまめに取り替える
  5. 水草を使う
  6. 水を多めに入れる

どれも簡単にできるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

こまめに水温を測る

こまめに水温を測ることが大切です。

なぜなら水槽内の異変に早く気づけるからです。

暑くなってきたと思ったら、水温計で測ってみましょう。

水温計は昔ながらの水銀が使われているものと、電池式のデジタル表示のものがあります。

どちらでもお好みで選んでもらって構いません。

水の上部だけ熱くなっていることもあるので、やさしく水をかき混ぜて水温を均一にしてから測るようにしましょう。

水温が35℃を超えたら以下の対策をとり、できるだけ水温を上昇させないようにします。

  • 少量ずつ水を入れて、水温を直接下げる。
  • 水槽を直射日光の当たらないところへ移動させる。移動できない場合は日陰を作る。

一度に水を入れると温度差でメダカが弱ってしまうことがありますので、少しずつ入れてください。

こまめに水温を測り、メダカの状態も一緒に確認するようにしましょう。

よしず・すだれをかける

夏の直射日光を防ぐために、よしずやすだれを使うとよいでしょう。

どちらも日差しを遮りながら、風を通します。

すだれは竹が原料で、軒先につり下げて使います。

サイズは40×80センチくらいのものから、180×200センチくらいまで。

よしずは葦(あし)が主な原料で、立てかけて使います。

200センチ〜460センチくらいで、すだれよりも大きいものが多いようです。

庭やベランダの環境に合わせて選ぶとよいでしょう。

つる植物で日除けをする

つる植物を使って、日陰を作るとよいでしょう。いわゆる「緑のカーテン」です。

よしずやすだれと同じように適度に日差しを遮り、風を通します。

野菜ならきゅうりやゴーヤ、花ならアサガオやフウセンカズラなどがおすすめ。

失敗しにくいものがいいですね。

植物を育てる手間はかかりますが、見た目にも涼しく屋外水槽の暑さ対策ができます。

水をこまめに取り替える

水槽の水を少しずつ、こまめに取り替えるとよいでしょう。

水質が浄化され、水温の急激な上昇を防げるからです。

一度にたくさんの水を入れ替えると、メダカの体に負担がかかります。

少しずつ、頻度を多めにして行うようにしましょう。

目安としては1週間に1回、1/4〜1/3程度の水の量を取り替えてください。

水は水道水を使う場合、一晩くみ置きしたものを使います。

メダカは水道水に含まれるカルキに対して抵抗力が弱いためです。

水槽の水を取り替える際には、くみ置きした水をこまめに替えるようにしましょう。

水草を使う

水草を使うことで、暑さ対策になります。

水草は日光を遮り、水質をきれいにし、水中の窒素を吸収してくれる働きがあります。

メダカが出した二酸化炭素を吸収し、光合成で酸素を作りだします。

そして作り出した酸素を、水槽内に補給してくれるのです。

代表的なものは「ホテイソウ」です。

ホテイソウは水面に浮くタイプの水草で、水質浄化だけでなく次のようなメリットもあります。

  • メダカが卵を産みつけやすい
  • 隠れ処にしやすい

他にも色々な種類の水草がありますので、お好みで選んでみてください。

水を多めに入れる

夏場は普段よりも水を多めに入れておきましょう。

水が少ないと、水温が上がりやすくなるからです。

特に夏は暑さにより水が蒸発しやすく、こまめな水の補充が必要になります。

例えばバケツ一杯の水とコップ一杯の水では、バケツ一杯の水の方が冷たさを長く保持できますよね。

メダカの水槽も同じで、水を多めに入れることで温度の上昇を緩やかにできます。

水槽内の水温があがるとどうなるの?

水温が35℃以上まで上がると、水槽内がメダカにとって住みにくい場所になってしまいます。

理由は以下の通りです。

  • 水質が悪化するため
  • 酸欠になるため
  • 病気になりやすくなるため

水質が悪化する

水温が上がることで、水質が悪化します。

魚のフンや餌の食べ残しにより、水が腐りやすい状況になるからです。

普段、水中の魚の排せつ物や食べ残し、水草の腐敗したものはバクテリアがきれいに分解してくれています。

ところが水質が悪化するとバクテリアは働きが鈍るだけでなく、死んでしまうことも。

水温が上がることで水質が悪化し、メダカやバクテリアにとって住みにくい環境となってしまうのです。

酸欠になる

水温が上がりすぎると、メダカの酸欠が起きやすくなります。

活発化したメダカの呼吸量が増えるため水中の酸素量が減ってしまうからです。

また水は温度が高いほど酸素が溶け込みにくいという性質も、酸欠になる理由の一つです。

酸欠になったメダカは、水面近くで呼吸をしようとします。

そうなった場合は酸素の補給が必要です。

屋外水槽ではエアレーションやポンプが使えないことがありますので、市販の酸素溶出剤を使うとよいでしょう。

手軽に酸素とミネラルを補給できます。

夏の備えとして、用意しておくと安心です。

病気になりやすくなる

水温が上がりすぎると、水質悪化や酸素不足が原因で病気になりやすくなります。

メダカがかかりやすい主な病気を2つご紹介します。

尾ぐされ病

尾ヒレの末端部や先端が壊死する病気です。

水質悪化や急激な水温が変わることでかかりやすくなります。

エラに感染をすると、呼吸ができなくなり死に至ることもあります。

白点病

水質悪化や、急激な水温の変動が原因です。

特にメダカの抵抗力が落ちた時にかかりやすい病気です。

初期は身体をかゆがり、底砂や水草などに身体を擦り付けるようになります。

尾ぐされ病と同じように、エラに感染すると呼吸ができなくなり死んでしまこともあります。

まとめ

夏の屋外水槽の暑さ対策についてご紹介しました。

暑さ対策のポイントをまとめると以下の通りです。

  • 水温をこまめに測る
  • よしず、すだれをかけて日除けを保り、水温の上昇を抑える
  • つる植物で日除けを作り、水温の上昇を抑える
  • 水をこまめに取り替える
  • 水草を使い、水質をキレイに保つ
  • 水を多めに入れて、水温の上昇を抑える

今年は暑さ対策をしっかりと行い、元気なメダカを育てましょう

 

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当ブログの管理人の「そら」と申します。 40代になり人の役に立つ情報を発信したいと思いブログを始めました。 雑記ブログですが同世代に向けて役立つような情報を発信していきます。 最近はスピリチュアルや自己啓発に惹かれ勉強中。     どうぞよろしくお願い致します。