アニメ/漫画

シティーハンターというアニメを観た感想

こんにちは。「シティーハンター」というアニメを観たので今回はそのレビューを書いていきます。

この「シティーハンター」というアニメの一番の魅力を挙げるとするならば、それは主人公の冴羽獠と毎回登場する美女たちにあります。顔は男前な上に銃を扱う腕はとても優れていて、「シティーハンター」という名で裏の世界から一目置かれている主人公。

ですが無類の女好きのためにスケベの印象が強いです。そしてそんな獠の相棒である、美人だがツッコミ役の槇村香と各話出てくる美女とのハードボイルド・コメディが愉快で面白いです。

この作品の舞台となっているのは東京にある新宿。ですが独特の裏社会のきな臭さなどはなく、30分という短い時間の中にコミカル、シリアス、ハートフルといった要素が盛り込まれています。なので男性はもちろんのこと女性にも好まれる作品だと思いました。

主人公の冴羽獠というと超男前にもかかわらず、三枚目でユーモアのある性格。なので、その声を担当する人もそれを表現する高い演技力が求められるのだと思いますが、その獠の声優である神谷明さんは見事にそれを体現されています。

そして冴羽獠をサポートする槇村香の声を担当している伊倉一恵さんも、ボーイッシュで元気な香そのものを表現されていて素晴らしいという一言に尽きます。

また、脇を固めるその他のキャラクターたちもとても個性的です。元傭兵でスキンヘッド、そして大きな体格の持ち主である海坊主。困難な依頼で、いつも獠と香を困らせている美人女刑事の野上冴子。海坊主の跡を追って、キャッツアイという名の喫茶店を経営している元傭兵の美人、美樹たちの活躍にも目が離せません。

あとはなんといってもオープニングとエンディングの曲が最高にカッコよく、物語にピッタリなのでぜひそこにも注目して聴いてほしいです。

このアニメの良いところは、主人公である冴羽獠が毎回困っている依頼人のために少々ふざけながらも真摯に解決しようとするところで、観ている自分自身も見習わなければと思わせてくれます。特にいつも獠をそばで支えてくれる香は、獠の今は亡き元相棒である槇村秀幸の妹ですので、憎まれ口を叩きながらも本当は香を大切に思っているところが男の自分でも惚れてしまうところです。

獠は大の女好きで、自由人。どうしようもないときもある男なのですが、実は心の奥深くに誰にも話せない悩みを抱えているのだと思いました。実は獠の過去は複雑で残酷なものです。飛行機の事故で両親を失い、幼少の時分から過酷なゲリラの中に身を置き、今までいつ死んでもおかしくないような日々を生きてきました。信頼していた者にも裏切られ、それでもなお前向きに生きる獠の姿からは多くの元気を与えてもらいました。

この「シティーハンター」のキャラクターたちはよく生と死の狭間に身を置くことがありますが、ストーリーの内容はというとシリアスな場面は少なく、ギャグ感が強くて親しみの込められたものが多いです。

占いが大好きな女の子の理想とする相手が獠で、その求婚を本気で獠が拒否したり、時には心を読む能力がある女の子が、スケベな獠の心を読むことで羞恥し、しかめ面をしたり…。そして、アニメ内によく出てくる「もっこり」と獠がいう言葉、声優の神谷明さんの演技が光っていて、卑猥なものに聞こえないところが清々しくて女性にも人気な理由だと感じます。

このシティーハンターは単純な男の物語ではなく、少女漫画を読んでいるような心に残る感覚も得られる素敵な作品だなと思いました。なので男性だけでなく、少女漫画を好んでよく読む人にもおススメです。そしてぜひ原作の漫画も手に取ってほしいと思います。

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