スピリチュアルというとオカルトの一種のように考えている方も多いのではないでしょうか?確かに広い意味では重複している部分もあるのですが、スピリチュアルとオカルトというのはまったくの別物です。オカルトのイメージを引きずったままスピリチュアルを見てしまうと、本当のスピリチュアルを正しく理解することができません。ここでは、混同しやすいスピリチュアルとオカルトの違いについてお話していきたいと思います。
スピリチュアルは人生を豊かにするための考え方
スピリチュアルに対する認識というのは人によってかなり差があるかと思います。
中には「怪しげなものだ」と感じている方もいるでしょうし、「一部の特別な人だけが享受できるもの」と思っている方もいるかもしれません。
ただ、スピリチュアルというのはそのどちらでもありません。
スピリチュアルというのは目には見えない世界や目には見えない存在を信じて、そういった目には見えないものからの情報をキャッチしていくためのものです。
言ってしまえば、人生を豊かにするための考え方のひとつなのです。
例えば、最近ではミニマリストという生き方が注目を集めています。
ご存知のように、ミニマリストというのはものを持たない生活を実践する人たちやそういうライフスタイルのことを指します。
ミニマリストというのも「ものを持たない」という考え方を実践したひとつの形です。
もちろん、今の世の中ではものに囲まれた生活のほうが落ち着くし、それが幸せだと信じて疑わない方もいるでしょう。
ものがどれだけあるのかで自分の幸せのレベルを決めようとする方もいます。
ある意味ではものに囚われている生き方とも言えるでしょう。
そこに「ものを持たない」という考え方を実践することによって、ものに囚われる生き方から抜け出すことができるのです。
自分に合う考え方なのか合わない考え方なのかという部分もないわけではないのですが、実際にものを持たないミニマリストとしての生活をしていく中で視野が広がり、人生が豊かになったという方もたくさんいます。
スピリチュアルも同じで、「目に見えるものしか信じない」という生き方をしている人が「目に見えないものを信じる」という考え方を取り入れることによって、それまで見えていなかったものが新しく見えてくるようになるわけです。
視野も広がりますし、自分自身も変わっていき、人生も豊かなものになっていきます。
何でもないようなことが何かのサインだった、何かの知らせだったということにも気づけるようになります。
同じ目線で見ていても、見方や考え方が変わると世界も大きく変わっていくのです。
オカルトは娯楽の要素が強い
オカルトというのは思っている以上に広い分野になります。
確かにその中で魂や霊的なものも含んでいるのですが、オカルトの中では数あるジャンルのひとつでしかありません。
幽霊や妖怪、宇宙人、UMAなどオカルトは幅広く、それでいて娯楽として楽しまれている部分が大きいです。
もちろん、中には真剣にオカルト研究をおこなっている方もいるのですが、どうしても娯楽に走ってしまったり、ビジネスに走ってしまったりという傾向が見られます。
それでいて、オカルトというのは娯楽やビジネスの中でスピリチュアルにおいて重要視されている部分を冷やかし半分で取り上げるようなこともあります。
例えば、心霊動画や心霊写真といったものはもはや見て楽しむためのコンテンツとなっています。
仮に、その心霊動画や心霊写真が本物だったとしたら人の魂を見て楽しんでいるということになります。
これは街中で歩いている人を指さして、「変な人」「こわーい」と冷やかしているのと同じです。
だからこそ、スピリチュアルと向き合っている方の中にはオカルトという分野を嫌っている方も少なくないのです。
自分が大切にしているものを馬鹿にされたときにどのような気持ちになるかを考えれば、おわかりいただけるかと思います。
スピリチュアルとオカルトを混同するのは絶対にNG!
スピリチュアルとオカルトの違いは十分におわかりいただけたかと思います。
スピリチュアルとオカルトを混同するのは絶対にNGです。
もちろん、スピリチュアルはスピリチュアルで真摯に向き合って、一部のオカルトを娯楽として受け入れるという形もできるでしょう。
違いを理解した上で自分の中で区別した上で、使い分けをすることは悪いことではありません。
ただ、スピリチュアルとオカルトを混同してしまうとせっかくのスピリチュアルというツールを有効活用していくことができなくなります。
これから先の人生を豊かにしていきたいのであれば、違いをきちんと理解していきましょう。