果物には、ミネラルが豊富だと言われていますよね。
しかし、私たちの体にとってミネラルが必要な具体的な理由って、わからないという人も多いのではないでしょうか?
しかも、果物の中でもとくにミネラルが多い果物と、そうではない果物もあります。
せっかくミネラルを摂取するのなら、効率よく体の中に入れたいですよね。
そこで今回は、ミネラルが多い果物とは?というテーマで、ミネラルが必要な理由とあわせて解説していきたいと思います。
ミネラルとは?
それではまず、そもそもミネラルとは何なのか?という部分から解説していきましょう。
ミネラルとは、人間の体に必要な五大栄養素の1つと言われていて、非常に重要な役割を担っている栄養素です。
ミネラルが体内にあることで、臓器や細胞の活動をサポートしてくれたり、歯や骨を作る時の元となる働きがあります。
私たちが生きていくうえで欠かせない栄養素であり、不足するとさまざまな不調を招きます。
ミネラルは、もともと岩や土に含まれる「無機質」と呼ばれるもので、地球上にある118種類の無機質の中の1つです。
ミネラルの種類
では次に、ミネラルの種類について解説していきましょう。
私たちの体にとって欠かせないと言われているミネラルの種類は、16種類とされています。
その中でもさらに、「不足しやすいミネラル」「過剰摂取に注意が必要なミネラル」「不足や過剰摂取の心配がないミネラル」の3つに分けることが出来ます。
不足しやすいミネラル
不足しやすいミネラルとしては、「カリウム」「カルシウム」「鉄」「亜鉛」などがあります。
過剰摂取に注意が必要なミネラル
過剰摂取に注意が必要なミネラルとしては、「ナトリウム」「マグネシウム」「リン」「セレン」などがあります。
不足や過剰摂取の心配がないミネラル
そして、不足や過剰摂取の心配がないミネラルとしては、「銅」「クロム」「マンガン」「モリブデン」「ヨウ素」などがあります。
ミネラルが必要な理由と摂取方法とは?
では次に、ミネラルが必要な理由と摂取方法についてご紹介していきましょう。
ミネラルが必要な理由
まずは、ミネラルが必要な理由からです。
私たちの体にとってミネラルは、非常に重要な働きをしてくれる栄養素で、不足すると体にさまざまな不調が起こる可能性があります。
ミネラルは、汗からも外に排出されてしまうので、たとえば汗をかきやすい真夏などは、定期的にミネラルを摂取しないと熱中症になってしまう危険があります。
また、汗の水分と共にナトリウムも体外へ排出されやすいミネラルなので、不足すると水分量のバランスが取れなくなり、体調を崩してしまう原因となるのです。
また、不足しやすいミネラルであるカリウムが足りないと、骨粗しょう症の原因にもなります。
さらにミネラル不足は、脱力感や食欲不振などを招く原因とも言われており、私たちの体にとって必要な栄養素なのです。
摂取方法
では次に、ミネラル不足にならないための、効果的な摂取方法についてご紹介していきたいと思います。
最近では、さまざまなサプリメントなどが販売されていますが、やはりミネラルを効果的に体内に取り込むためには、ミネラルが多い食べ物を食べるということがオススメです。
とくに、果物はミネラルが非常に多いので、意識するだけでミネラル不足を防ぐことが出来ます。
ミネラルが多い果物
それでは最後に、ミネラルが多い果物をご紹介していきたいと思います。
ここでご紹介する果物を、日常生活の中で意識的に摂取することで、効率よくミネラルを摂ることが出来ます。
・キウイフルーツ
・桃
・グレープフルーツ
・オレンジ
・いよかん
・バナナ
・くり
・いちご
・さくらんぼ
上記の果物は、果物の中でもとくにミネラルが多いものとなっています。
ミネラルは、柑橘系の果物に豊富に含まれているので、覚えておくといいでしょう。
まとめ
さて今回は、ミネラルが多い果物というテーマで、ミネラルが必要な理由とあわせて詳しく解説してみました。
ミネラルは、私たちの体にとって非常に重要な役割を担っている栄養素で、不足すると体の不調に直結するものでもあります。
とくに汗をかきやすい季節では、思っているよりもミネラルが不足しやすい状態になりやすいので、意識的にミネラルが多い果物を摂取するようにしましょう。