<はじめに>
ハムスターを飼い始めると、その愛らしい姿やしぐさの虜になり、いつまでも一緒に居たいと思うことでしょう。しかし、ハムスターも生き物である以上、いつかは悲しい別れが来ます。その別れが少しでも遠のき、1日でも1ヶ月でも長く一緒に過ごすためには、どんな理由でハムスターが早死してしまうのか知っておくのはいかがでしょうか。
<ハムスターの寿命ってどのくらい?>
早死してしまう理由をご紹介する前に、ハムスターの寿命を確認しておきましょう。ハムスターの種類によっても異なりますが・・
- ゴールデンハムスター:2〜3年
- ジャンガリアンハムスター:2〜2年半
- キンクマハムスター:2〜3年
- キャンベルハムスター:1年半〜3年
- ロボロフスキーハムスター:2〜3年 とされています。
そのため、ハムスターと3年間一緒に暮らしている場合にはかなり長生きしていると考えられます。
ハムスターが早死してしまう理由
①野菜不足
まず1つ目の理由として挙げられるのが、野菜不足です。ハムスター用のペレットやひまわりの種ばかり与えている飼い主さんが多いのですが、実はそれ以上に野菜の摂取量が大切です。ペレットと同じくらいの量の野菜を1日に摂取させてあげることが理想的です。ハムスターは雑食性の動物ですが、草食動物に近い胃腸の構造をしています。したがって草食動物のように野菜や野草を摂取することで、腸内細菌を整えることができるのです。腸内細菌および腸内環境が整うと、病気の予防につながり健康的に長生きさせられます。
②肥満
次に、ご飯をよく食べていても太り過ぎるとハムスターの寿命は縮まってしまいます。肥満は人でも健康の敵ですが、ハムスターでも同様です。ハムスターが太ってしまう原因として考えられるものは以下の通りです。
- ご飯の量を計っていない
- オヤツの与え過ぎ
- 野菜不足
肥満ぎみのハムスターを飼っているおうちでは、このいずれかに当てはまるのではないでしょうか?まずはご飯の量を計測することから始めましょう。できれば、ハムスターの体重も週に1回ほど計っておくと、今のご飯の量が多過ぎるのかどうかチェックすることができます。また、オヤツを与えている場合には、量に注意して下さい。オヤツを与え過ぎてしまうとハムスターも簡単に太ってしまいます。
③温度・湿度の管理が適切でない
最後に、温度や湿度といった生活環境が適切でないとハムスターは長生きできません。ハムスターはその体の小ささと、野生ではもともと地中で生活していたことから、暑さや寒さに非常に弱いとされます。
そこで、夏や冬に関してはエアコンをできるだけつけっぱなしにしておくことをオススメします。室温および部屋の湿度が適切でないとハムスターの体に過剰なストレスがかかり、ご飯を食べなくなってしまったり、病気になりやすくなってしまいます。
<まとめ>
以上のように、ハムスターが短命になってしまう飼い方を3つ例に挙げてご紹介してきましたが、皆さんに当てはまるものはありませんでしたか?
もしどれか1つでも当てはまる項目がありましたら、ハムスターが少しでも長く健康に生きていけるよう、すぐにでも改善していきましょう。